骨盤に関する話を続けているので、妊娠 出産 子育てというカテゴリーを作り 身体が早く回復する産後の過ごし方を書きました。
産後の過ごし方について書いたのだから、今度は整体の観点から「出産前は母親はどのように過ごせば良いか?」も書くことにしました。
そのような流れで「出産を軽くする妊娠中の過ごし方」についてお伝えします。
妊娠中はゴロゴロしない
電車に乗っているとき「混雑しているときはお年寄りと妊婦と身体の不自由な方に席を譲ってください」ってアナウンスを聞くことがありますね!!
そのようなことから私は妊娠中は動き回らずに安静にしている方がお産が上手くいくと思っていました。
しかし、整体に携わってから妊婦さんがゴロゴロしていることは間違いだと知りました。
産後は骨盤が閉じるまで、安静にすることが大切だと言いました。
それに対して、なぜ妊娠中はゴロゴロするよりも動きまわっている方が出産が上手くいくのか?
全身を動かしていることが安産や自然なお産につながるからです。
とくに足腰の筋肉を動かしていると、子宮周辺の筋肉が引き締まり、お産が長引いたときも耐えられる身体ができます。
食事は腹八分目に
妊婦さんって胎児に栄養を与えるため、どんどん食べて栄養をつけなければいけないと思いがちです。
しかし、腹八分目にする方が母乳が出やすくなる、代謝が活発になる、血液の質が良くなる、胎児に栄養が上手く行きわたる、このような利点があります。
また、妊娠中は骨盤が広がります。
ゴロゴロして常に間食を摂っていると、左の骨盤が開いてしまうので、お産にも悪い影響を与えます。
バクバク食べるよりも粗食にする方が大事です。
リラックスすること
妊娠中は不安にかられることや些細なことでイライラすることがあるかもしれません。
破水したら危険、お産が長引いたら危険、このような不安を煽る情報がありますが、そこまで危険が高ければ地球の人口はここまで増えたでしょうか?
妊婦さんがビクビクして寝てばかりいると、胎児の環境は劣悪になります。
リラックスして動くことを楽しんでいると、羊水が活性化され胎児の発育にも良い波動が伝わります。
そのためには家族の協力も必要です。
妊娠したときから育児の始まり
妊娠をしたときからお腹に手を当てて赤ちゃんに話しかける、気分が落ち着く音楽を聴かせる、絵本を読んで聴かせる、このようなことで胎児は母親の愛情を本能的に感じるものです。
逆子なども手を柔らかく当てて、「場所を間違えているよ」と優しく声をかけてあげたら元に戻ります。
このようなことをすると、赤ちゃんの精神状態が健全になります。
妊婦さんへの整体
私の指導室には今まで4人の妊婦さんがお越しになりました。
うつ伏せは避けて、仰向けと座位になっていただきます。
必ず行うことは、左の骨盤を閉める調整です。
左の骨盤を閉めることで出産はスムーズになります。
逆子はありませんが、軽い悪阻が起きたり、背中に痛みが生じたり、妊娠中に不安になったり、息苦しくなったりする人が居ました。
背骨は正座になっていただき、背後から背骨を観察して調整しています。
いうまでもありませんが、全ての方安産でした。
悪阻、逆子、不安感、息苦しい、これらについては、別の機会に書かせていただきます。
戦中戦後は、過酷な環境で母親は子供を産み育てていました。
現代のように便利な電化製品など普及していなかったので、掃除や洗濯をはじめ、薪を割って火をおこし風呂を炊くご飯を炊くような家事を妊娠中も育児中もこなしていました。
その合間に赤子に乳を飲ませたり、おむつを変えたりしていたのです。
食糧事情は乏しく、大豆の搾りかすやサツマイモのツルに粟と稗が入ったお粥をすすっていたと聞きます。
当時は10人兄弟や姉妹なども珍しくなく、それが普通でした。
過酷な環境で子供を産み育てていた女性の生命力と精神力には畏敬の念を抱きます。
参考文献
メクルメク命の秘密(地勇者)岡野眞規代 著
超 整体 健康法(PHP研究所)二宮進 著
愉気便り (ヒカルランド)安井誠 安井州子 著
お母さん入門 (WAVE 出版) 天谷 保子 著
妊娠生活について書いたついでに個人的な意見を述べさせていただきます。
妊娠して子供を授かった段階で意識してほしいことがあります。
子供は親の庇護下でしか生きられない存在なので、親が死に物狂いで守るしかないということです。
生まれたばかりの赤ん坊や幼児は、自分の意志で物事を決めることができません。
例えば、どのような食品を食べるか?ミルクはどんなものにするか?生後の予防接種を受けるか受けないか?いつごろから携帯電話を持つか?など決定権は親にあります。
スーパーで売られている食品は防腐剤と添加物が含まれているものが多く、人間の健康を考慮していません。
日本は農作物の栽培において海外よりも農薬の基準値が緩いと言われているし、海外では使用を禁止しているトランス脂肪酸もパンやお菓子を製造している会社に対して野放しの状態です。
今述べたもの以外でも四毒(小麦・白砂糖・精製された食物油・乳製品)の話も話題になっています。
子供たちの間でアトピー性皮膚炎などのアレルギーが増えているのも口から入るものに原因があるかもしれません。
予防接種からは今まで散々幼児の死亡事故や健康被害が起きています。
遺族に親族が集団訴訟を起こしてきたから、強制がなくなり任意になりました。
このような歴史があるのに、コロナ騒動でも我が子にコロナのワクチンを接種させている親が存在していました。
その結果、健康被害と死亡事故が起きました。
コロナワクチンを接種させる選択をしたのは親です。
子供が選んだわけではありません。
結局、親が情報を集めることを怠ったために起きた悲劇です。
携帯電話の話ですが、スマートフォンの通信システム5Gは、子供の脳波を破壊するなどという意見も聞きます。
予防接種の添加剤や5Gの影響で発達障害が増えているという意見も飛び交っています。
妊娠して子供を授かった段階からテレビ以外から今述べたことに対しての情報を集めてください。
繰り返し述べますが、子供を守れる存在は親だけです。
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