汗が流れる身体とは、胸椎5番に弾力があることです。
胸椎5番は、発汗と関係がある椎骨です。
背骨の7個ある頸椎、12個ある胸椎、5個ある腰椎、この一つ一つの椎骨には動きがあります。
動きがあるから、背中を反らしたり丸めたり捻じったりとできるのです。
弾力って、動きの幅だと考えてください。
夏になっても汗が出ない人がたまにいらっしゃいます。
汗が出ない人は、胸椎5番が固まっています。
皮膚も固まって、毛穴が閉じています。
汗が出ない人は、背骨を丸めたり反らしたり捻じったりとよく動かしましょう。
あるいは、肩甲骨を背骨に寄せて力を集めて、ふっと力を抜く。
こうして背骨を動かすことを続けたら、胸椎5番に弾力が戻ります。
皮膚も緩んで、少しずつ汗が出る身体に変わります。
汗の重要性
夏は、汗を流すことが大切です。
夏の汗には、汗をかかない冬の間に溜まっていた老廃物や毒素を排泄する役目があります。
また汗は、体温調整の役目もあります。
汗は化粧が落ちるから、肌がべとつくから、かかないようにしたいと考える気持ちは、よくわかります。
だからと言って、朝から晩まで冷房にあたりっぱなしで汗をかかずに過ごすことは不健全です。
気温が人間の体温を超える時間帯は、熱中症の危険性があります。
そんなときは、冷房が必要です。
冷房を上手く使いながら、朝夕の涼しい時間帯はウォーキングをはじめ汗を流す運動をしましょう。
胸椎5番の位置
胸椎5番は模型の5と書いた位置にあります。
画像の模型には肩甲骨はついていませんが、肩甲骨の下が胸椎7番と8番の間になります。
左右の肩甲骨の下を背骨に向けてたどっていけば、7番と8番に当たります。
7番の2個上にある椎骨が5番です。
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