野口整体では愉氣という触れ方が基本になりますが、愉氣の効果を高めるための合唱行気法(がっしょうぎょうきほう)という訓練があります。
私が所属する整体団体である二宮整体も野口整体の系譜なので、合唱行気法を行います。
この合唱行気法の話をいたします。
誰にでもできる合唱行気法
この訓練は特殊な人間でなければできない訓練ではありません。
誰にでもできる訓練です。
正座の姿勢から掌が向き合うように両手を上げ、下に下ろします。
薄紙1枚を挟むような感触で呼吸を始めます。
上半身を脱力することがコツです。
目を瞑って鼻からウームと大きく息を吸い丹田(へそと恥骨の間)で3秒ほど止め、鼻からゆっくりと息を吐きます。
次に指先から息を吸うようなイメージで息を吸い3秒ほど息を止め、指先に向かって息を吐くイメージで息を吐きます(普段の呼吸よりもゆっくり行うこと)。
実際に呼吸するのは鼻からです。
しばらくすると、指先が温かくなる感触が現れたりピリピリとする感触が現れます。
今度は手を離したり近づけたりしてみます。
フワフワと反発したりムズムズしたりする感触が現れます。
そうなれば上手くできている証拠です。
5分ほどしたら、ウームと息を吸い3秒ほど止め、片方ずつ目を開けて終わります。
集中して行うことに意味がある
合唱行気法を30分ほど行う人が居ますが、集中力が切れた状態で行っても意味がありません。
短い時間集中して何度も行う方が愉氣の効果が向上します。
指先が敏感になり技術が向上する
合唱行気法を繰り返すことで指先が温かくて敏感な手になります。
相手の体に触れたとき、筋肉の疲労が溜まっている箇所、冷たくなっている箇所、背骨や骨盤の歪みが判断できる手に変わります。
暖かい手で触れられると、受けている相手も心地よく感じます。
最近は野口整体を継承している人でも宗教の儀式みたいだという理由で合唱行気法をしない人が増えてると聞きますが、残念なことです。
私は指から何か振動が出ている、氣が出ているなど難しいことは解かりません。
しかし、手が温かくなったり敏感になることは実感しています。


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