熱中症

季節と身体
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汗が流れる身体は熱中症に強い

7月の中旬にもなれば、熱中症の話題が出てきます。

一般に呼びかけられている対策は「冷房をかけて水分と塩分を摂りましょう」ということです。

野口整体の観点では「普段から水分を摂って、汗をかける身体になること」だと考えています。

「汗が流れる身体」で夏の汗について述べました。

夏の汗は、体温調整の役目があります。

暑い場所で手足を動かし汗をかくことって、汗で自らの熱を捨てていることです。

このような身体は、熱がこもりにくいので、夏の暑さにも強くなります。

夏の暑さに強いということは、熱中症にも強いということです。

さて、熱中症にかかったときは、倦怠感と微熱が出ます。

微熱と倦怠感を感じるときは、どのような処置を取れば良いか、お伝えします。

個人でできること

熱中症と日射病にかかったときは、みぞおちが硬くなります。

野口整体では「邪気吐き」と言って、みぞおちを自分で弛める健康法があります。

邪気吐きでみぞおちを弛めて、頭頂部に氷を当てて冷やします。

そして、水分を摂ります。

自力で動けないときは、病院に行くことです。

一人暮らしの高齢者の場合、近所の人が発見できなかったら、不幸なことに亡くなることがあります。

整体での調整

整体ではみぞおちを弛めて、左の骨盤を閉めます。

なぜ左の骨盤を閉めるか?

左の骨盤って、心臓の収縮と関係があるからです。

夏は体温を発散させるので、心臓の収縮は体温を維持する冬よりも緩やかです。

心臓の収縮が活発ではないときは、左の骨盤は開いています。

引き締める動きをつけると、心臓の収縮が活発になります。

夏は左の骨盤が開いて、心臓の収縮が活発ではないので、倦怠感を感じるのです。

左の骨盤に閉まる動きをつけると、倦怠感が緩和します。

熱中症にかかって倦怠感がある人は、左の骨盤が開いています。

その調整で熱中症による倦怠感は、早く経過します。

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