野口整体では「氣」という言葉を普通に使います。
「気」ではなく「氣」です。
この「氣」とは何か?
生きている人間の身体に流れている生命エネルギーみたいなものだと考えています。
目に見えないものなので、信じない人も居ることでしょう。
あるいは、胡散臭いと思っている人も居るかもしれません。
私も昔は信じていませんでした。
しかし、何年も整体に携わって、いろいろな文献に目を通しているうちに考えが変わりました。
それは、なぜか?
日本語の会話や文章には「気」という漢字がたくさん使われることが一つの理由です。
次に中国の思想と中国医学でも「気」という言葉が出てくることももう一つの理由です。
整体と同様に生きている人間に生命エネルギーが流れていると太古の昔から考えられていました。
そうでなければ「氣」や「気」などという漢字が作られるはずがありません。
風水でも「気」という言葉がよく出てきます。
たまたま「気」という言葉を使っているだけで、空気の流れをそのように表現しているのです。
ヨガやアーユルヴェーダでは「プラーナ」という言葉が使われます。
「氣」と「気」と同じ意味合いです。
難しく考えずに生命エネルギーの流れがあると捉えてみましょう。
この「氣」が滞ったり低下した状態が不調や病気です。
「氣」を高めて身体を元気にするのが整体です。
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