整体は手の力を抜いて、相手の身体に触れます。
逆に下半身は、丹田(へその下)に力が入ります。
上虚下実(じょうきょかじつ)といって、上半身は脱力して下半身にはどっしりと力が入った状態です。
そのように身体を使うので、柔らかく手を当てるだけで相手はリラックスします。
そして身体の芯まで力が伝わり、相手の身体を変えることができるのです。
小さな刺激で相手が回復する力を誘導する、これが整体の技術です。
肩や手にガチガチに力が入って力んだ状態で相手の身体に触れると、相手は緊張しします。
相手の身体は緩みません。
施術を行う者もヘトヘトに疲れます。
合気道・空手・古武術など武道の世界でもこのような身体の使い方をします。
武道の達人に共通する点は、上半身の力が抜けて下半身の力がみなぎっていることです。
整体も武道も初心者は、必ず手に力が入ります。
繰り返し練習して、身体を上手に使えるようになります。
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