悪阻(つわり)の対処

妊娠 出産 子育て

最近「息子の嫁が妊娠して悪阻があるから整体で調整できるか?」という相談を受けました。

悪阻の症状とは妊娠した女性が嗅覚と味覚が過敏になる、倦怠感が起きる、吐き気がする、唾液が増える、眠気がする、イライラするなどの症状を指しています。

整体では悪阻に対しての対処の仕方があるので、その話をいたします。

悪阻は骨盤の狂いから起きる

女性は受胎すると、徐々に骨盤が広がります。

骨盤が広がるときにどこかがつかえて、上手く広がらないときに悪阻が生じます。

この広がりが自然な形なら、悪阻は生じません。

骨盤が広がるときに迷走神経の緊張過度が悪阻という現象を起こします。

ちなみに迷走神経とは首の胸鎖乳突筋を通って胸部から腹部に分布している副交感神経の一つです。

網の目のように分布しているため、迷走神経とつけられました。

悪阻は骨盤を正せば治まる

妊婦は骨盤を調整するで述べている左の骨盤を調整します。

悪阻がある妊婦も同じです。

座位になっていただき、腰椎5番を観察すると左右のどちらかが縮んでいます。

縮んだ方の腰椎5番に動きをつけたら、悪阻は治まります。

妊婦の調整はうつ伏せではなく座位で行います。

悪阻の心理指導

悪阻は妊娠中のホルモンバランスと新陳代謝が異常を起こしたり変化したりするから起きると言われ、受胎すると起きる自然現象として考えられています。

妊娠中は被暗示性が過敏なので、無くそうと努力しても逆効果をもたらす恐れがあります。

このようなときは「悪阻は要らないもの」と心理指導をすると好転します。

産婦人科では悪阻があるときは、点滴を打ってくれるところがあります。

「酸っぱいものやハッカのようにスーとするものを口にしましょう」「ビタミンB6を摂りましょう」「のど越しが良いものを食べましょう」といったことを言われます。

整体では骨盤の異常を整える対処をする、こんなやり方もあるのだと知っていただいたら幸いです。

相談をされた方は、5年ほど前から私の整体を受けられています。

「息子夫婦は遠方に住んでいるので帰ってきたときに診てほしい」と言われました。

年内に帰省されるようなので、お越しになったときは、先ほど述べた調整を行います。

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